■大谷寺からのお知らせ
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大谷寺の仏像には本寺の住職であった『智海』僧正作の『黒不動明王』さんと、京都東寺の大日如来を作られた京都七条仏師『康珍』作の大変ありがたい『阿弥陀如来』さんが、いにしえの昔からずっと今日まで、天橋立を真正面にみつめて、この地域を見守っておられます。
どうぞ、ご参拝ください
本堂から見える天橋立
お気軽にお立ち寄りください。
15世紀後期には、僧智海が丹後守護や守護代と関係を持ち、その住坊を大聖院と呼んでいました。智海は智恩寺の多宝塔の再建に関わり、十万体以上の不動明王を描いたと言われています。また、大谷寺本堂内の木造不動明王坐像(黒不動さん)は、智海自身が刻んだもので、丹後守護の一色氏義直を願主としています。
本堂には阿弥陀三尊像が安置されており、そのうちの両脇侍像は平安後期の優れた作品であり、都風の正統な様式を伝えています。最近の修理と調査により、本尊の阿弥陀如来坐像の内部から多数の墨書が見つかりました。これにより、作者は京都東寺の講堂の大日如来像を制作した京都七条仏師の「康珍」という人物であることが判明しました。
絹本著色 涅槃図
弘法大師坐像